このページではお買い求め頂く際にダンボールの事より知って頂くためのダンボール解説ページです。
その他ご不明な点はお電話、メール、FAXにてお気軽にご質問ください。
ダンボール販売店:ダンボールのパーチ TEL:0584-71-8133 FAX:0584-71-8134 MAIL:sskz0315@e-mail.jp



段ボール
(だんボール)とは板紙を多層構造で強靭にし、包装資材などに使用できるよう加工した板状の製品。素材としての段ボールシートのほか、再加工した段ボール箱、その他の段ボール製品を指すこともある。「ダンボール」という表記もされる。






一般には、波状に加工した紙を表裏の紙で挟んで接着し、強度を持たせた構造をしている。さらに多層に加工したものや、波状の紙が表面にでている片面段ボールもある。

段ボールの名は、原紙にボール紙(ボールは英語のboardに由来)を用いていたことと、断面の波型が階段状に見えることによる。 段ボウルともいう。

段ボール箱からは腐食性ガスがわずかながら発生するので、電子部品などの長期保存には向かない。





狭義で、本来の意味である段ボールはこれのことを指す。様々な段ボール製品の素材。ライナーにフルーテッド(波型に加工)した中芯を貼り付け、さらに裏側にライナーで補強したシート(板状のもの)。

中芯の山の密度を指すフルートには、Aフルート・Bフルート・Cフルート・Eフルート・Fフルート・Gフルートまでが現在使用されており、Gに近づくほど細かい波形となる(CフルートだけはAとBの中間の厚み)。

一般に使用されるのは、Aフルート、Bフルート、E/F/Gフルート(マイクロフルート)である。また、表にBフルート裏にAフルートを貼り合わせたシートはBAフルート・ABフルートまたはWフルートと呼ばれる。段ボールシートの用途は一般的に製函用途が多いが、緩衝材やコンクリートパネルなどにも使用される。輸出梱包にはAAAフルート(トリプルウォール等)、AAフルート(バイウォール等)など特殊な段ボールが木箱や鉄枠のかわりに使用されることがある。

Wフルートについては、BCフルート、BBフルート、EBフルートもまたWフルートであり、これらBC・BB・EBフルートは日本国内では使用量も少なく、取り扱う企業も少ない。

近年、AフルートからCフルートへの変更を勧める企業が見受けられるが、薄くなるため強度的には若干落ちる。しかし、海外工場(中国工場等)との包装設計の共有化を進める場合には、効果がある。

【厚み】Aフロート約5mm Bフロート約3mm Eフロート約1mm



段ボールはコルゲータ(コルゲートマシン)を通して製造される。コルゲータはシングルフェーサ・ダブルバッカー・カッターによって構成される。また、ライナーと中芯を接着するための製糊装置、さらに糊を溶かすための熱を発生させるためにボイラが必要である。完成された段ボールは、プリスロ(プリンタースロッタ)によって印刷され、グルア(糊付機)またはステッチャ(段ボールを平線(針金)で接合する機械)によって段ボール箱へと加工されてゆく。箱の形状によってはダイカッタ(型抜機)によって型抜きして加工される。加工されて不要になった部分は裁ち落とし(裁落)として回収され、再び段ボール原紙として利用される。

段ボール原紙

段原紙ともいう。段ボール原紙はライナー中芯(なかしん)に大別される。両方とも最初はロール紙の形をとっており、それをコルゲータにかけることによって両者を貼り合わせ、段ボールとなる。

中国広東省東莞市には、多くの段ボール原紙工場が集中しており、世界有数の産地となっている。ナイン・ドラゴンズ・ペーパー(玖龍紙業)、リー&マン・ペーパー(理文造紙)等。

ライナー

ライナー (liner) とは、段ボールの外側を形成する紙のことをいう。ライナーは多層抄きの板紙で、通常4層抄きである。

原料は主に古紙クラフトパルプを用いるが、日本では古紙を使用することが多い。別抄きのグレード等例外はあるが、Kライナー(クラフトライナー)はバージンパルプ100%、Cライナー(ジュートライナー)は古紙90%以上を使用する。また、輸入原紙にはこれは当て嵌まらない。主にK7・K6・K5・C6・C5・D4・D3の種類があり、K7が最も硬く、D3が最も柔らかい。なお、C6・D3は需要が少ないため使用されなくなりつつある。C6はK5で、D3は普通芯で代用する。また、表面に漂白パルプを流したもの(OPB6・OPC5)、撥水・耐水原紙、純白、赤、黄色、木目調などの色ライナー、プレプリント原紙など多種多様である。OPB6はOyster Pearl B級 6(匁)、OPC5はOyster Pearl C級 5(匁)の略。乳白色をしているので、こう呼ばれている。

坪量(米坪)は120gsmから469gsm程度まで幅広い(輸入原紙を含む)。K7等の表記に関しては段ボール業界の慣習的表記であり、正式な包装設計図面等にはK280またはK280gと表記されることが多い。Kライナーには各種グレードが存在し、原紙単位の数量の発注が可能であれば、グレード及びgsm単位で原紙を指定して製紙会社にライナー・中芯原紙を抄造してもらうことも可能である(色ライナー、プレプリントも可)。ライナーには、強度が求められるため、ポリアクリルアミド変性でん粉などの紙力増強剤が添加され、また、吸湿防止のためのサイズ剤が使用されることもある。必要に応じて、撥水剤が塗布されることもある。

また、D3の下のグレードとして、普通芯を段ボールシートの表裏に貼合する場合がある。通常、撥水・耐水原紙を使用する場合、ライナーに限らず中芯及び貼合用糊、グルア用糊、印刷インキも撥水・耐水用が使用される。

中芯

段ボールの断面。波状になっている部分が中芯

中芯とは段ボールの内側、つまり波状部分を形成する紙である。中芯は多層抄きの板紙で、通常4層抄きである。原料は主に古紙を使用する。

V20・V19・V18・V16・V12・S18・S16・S14・S13・S12・S11・S10の種類があり、V20が最も硬くS10が最も柔らかい。なお、Vと付く種類の紙は紙力増強剤を使用してより強度が上げられている強化芯である。一般的に「普通芯」あるいは「中芯表示は無表記・Sのみ表記」の場合は、S12(scp115gsm〜scp125gsm)が使用されている。

ライナーほど種類は多くないが耐水性を向上させたものなどがある。S16等の表記もまたライナー表記と同様に業界の慣習的表記であり、それぞれの企業によって異なる。例えば、強化芯180gsm(kscp180gsm)の場合V18・HP18・P18・MM18・HP8・P8・M8等表記し、各企業によってまちまちである。         
                                               ウェキペディア 段ボールについての解説


□A式ダンボール箱

オススメ引っ越しや輸送に一般によく使われているタイプです。 みかん箱タイプともいいます。他の形式と比べて比較的簡単に製造でき、値段も安いです。


□B式ダンボール箱

蓋を差し込むタイプの箱です。内箱などの小さい箱や、高さの低い箱に使われることが多いです。キャラメル式やサック式もB式です。
型抜きタイプが多いですが、型なしタイプもできます。


□N式ダンボール箱

蓋を差し込むタイプの箱です。内箱などの小さい箱や、高さの低い箱に使われることが多いです。キャラメル式やサック式もB式です。
型抜きタイプが多いですが、型なしタイプもできます。

□C式ダンボール箱

蓋と身が分かれている弁当箱のようなタイプです。 ギフト箱によく使われます。高さの低いものに使われます。組み立て式は抜き型を使います。抜き型を使用しない場合は、針金や文化鋲で固定します。

□奴式ダンボール箱

メール便梱包などに適しています。高さの低いものをいれるときに使います。包み込むようにして中身を入れます。
パネルやカタログの発送などに使います。巻き込み式は奴式の中に入る部分がない形式です。巻き込むようにして梱包します。ベランダ式とも呼びます。